場所のチカラ

様々な場所や景観などについてとりとめなく綴ります。

中新のはら 4月~5月上旬までの管理

長崎市内中新町にある空き地を活用した「中新のはら」(ナチュラリスティックガーデン)の管理状況、手直しなどを記録していくことにしました。実は、山内朋樹著「庭のかたちが生まれるとき」に刺激を受け、今のところ一人で管理をしているため、あまり「者の折衝」(管理に関する他の人との対話)は少ないのですが、純粋に管理記録として続けたいと思います。

4月の作業はあまり記録をとらずにやっていたので正確な日付は不明です。4月は、小さな雑草の除去、苗の補植をしています。とりあえず本日の様子です。前日が雨だったこともあり、ナセラ・テヌイッシマ(写真中央上)は頭が重く、傾いていたので、少し手で株周りを押さえて立て直してみました。

2024年5月7日 中新のはらの様子

 4月の補植は下の写真3か所です。すべて4月下旬の作業だったと思います。1枚目は看板下の限られたスペースなので、暴れても構わないと判断し、青色フジバカマを2株入れる。2枚目は、1枚目の看板右にも見えている黄色のカレックス エラータ `オーレア'の隙間が埋まっていないのが気になったので、アキレア `ピーチセダクション'を3株入れる。長期的な管理が面倒というか、途中で込み合って自然消滅するのかなと予想。以上2枚は3段になった植栽レイヤの一番下にあるグランドカバーの追加。アキレア `ピーチセダクション'はグランドカバーというより、3段レイヤのプラスアルファになるフィラー(短命な賑わいつくり的)レイヤとしています。植物レイヤについての説明はプレイス・スケープ設計室のホームページにある「中新のはら」のページを参考にしてください。https://www.placescape.jp/place-strategy-nakashin

3枚目の植栽レイヤは季節のテーマレイヤに当たる部分で、少し長く多めに花が咲いてくれそうなものを選んだレイヤです。もともとヘレニウム フープシィを7株入れていたのですが、盛土の縁あたりに植えていた4株が枯れてしまいました。植栽前に投入した堆肥がうまく表土と撹拌されてないために過湿となったんじゃないかと思うのですが、代わりに手元にあったブルーキャットミント `ウォーカーズロウ' を6株植えました。多すぎたら抜けばいいと判断。ヘレニウム フープシィは今年は咲きそうな雰囲気がないので来年いい感じだったら、また考えなおします。

4月の補植

 続いて細かい考察。1枚目は今日立て直しをしたナセラ・テヌイッシマ(グランドカバーレイヤ)に囲まれたクニフォフィア(季節のテーマレイヤ)です。テヌイッシマの成長速度がクニフォフィアよりはるかに速いため、クニフォフィアが押され気味になっているところです。もう少し大苗を作って植え付けた方が良いかもしれません。2枚目はユウスゲ(グランドカバーレイヤ)。これは鳥か何かにかじられたような跡があります。

考察箇所

5月7日の作業。前日の雨で倒れたガウラ `夕映え' を半分切り戻しました。これはフィラーとして考えています。もう少し早め(4月中旬)くらいに切ったほうがその後の開花が早くなって良かったのか???

ガウラの切り戻し